質の良い卵子を育てたい人
「卵子の質って改善するの?」
「卵子の質ってどうしたら良くなるんだろう」
「卵子の質が良くなると本当に妊娠するのかな?」
こういった疑問に答えます。
✔本記事テーマ
この記事は、妊娠する条件である質の良い卵子とはいったいどんな卵子なのか?
どうしたら自分の卵子の質があがるのか?を知りたい方に向けての解説です。
この記事を読むことで質の良い卵子をどうしたら育てることができるのかが分かるようになります。
✔本記事の内容
・そもそも卵子の質は改善できるのか
・質の良い卵子とはどんな卵子なのか
・卵子の質を改善する方法
✔記事の信頼性
この記事を書いている私は15年間の看護師経験と、統合医療生殖学会の柳田浩二先生の元でセラピスト向けの不妊勉強会「不妊治療の今」を学んでいます。これらの知識と経験をもとにサロンを開店してからのおよそ2年間で7割のお客様を妊娠へと導いています。
卵子の質が改善できる理由
卵子の質は年齢とともに老化し、老化した卵子は受精しにくくなり、妊娠が難しくなってしまいます。
ですが、努力次第では卵子が老化するのを防ぐ・または老化のスピードを遅くすることはできます。
例えるならば、血管年齢や肌年齢を調べると、実年齢よりも若い方がいます。
これは、普段の生活習慣や食生活、お肌の手入れの方法で実際の年齢よりも若返ることができているのです。
卵子の質も同じで努力すること、意識することで実際の年齢よりも若返ることや現状を維持することは可能です。
卵子の質を改善する方法
ミトコンドリアを元気にする
卵子は卵巣の中で、卵胞と呼ばれる袋の中に入っています。
卵胞は卵子を育てるゆりかごのようなものです。
そしてこの卵胞の中には顆粒膜細胞という卵子を育てるお母さんがいます。
この顆粒膜細胞を元気にするのがミトコンドリアです。
元気いっぱいのお母さんが育てた子供は活発で元気に成長するので、良質な卵子が作られていきます。
ミトコンドリアを元気にする3つの方法
その1.良質なたんぱく質を摂る
⇒ミトコンドリアの原料・栄養・エネルギーになる
その2.糖分をいかに減らし、良質な脂を選ぶ
⇒糖分や質の悪い脂はミトコンドリアの元気をなくす
その3.適度な運動をする
⇒ミトコンドリアが鍛えらえる
血流を良くする
血流が悪くなると卵巣に酸素や栄養が供給されなくなり、卵子が栄養不足になってしまいます。
それによって年齢が若くても卵子に力がなくなって、質のよい卵子が育たなくなり、妊娠しにくくなるのです。
身体を常に温めるように意識することで、冷えが改善されて血流が良くなります。
すると子宮や卵巣をはじめ体の隅々まで血流が十分にめぐるので、身体そのものも元気になり、妊娠しやすい身体へと近づいていきます。
血流を改善する方法
≪身体を冷やさないための5か条≫
その1.口にするものは常に温かいもの
その2.毎日お風呂につかる
その3.適度な運動をする
その4.空調の効いた室内ではレッグウォーマーや靴下、腹巻をする
その5.よもぎ蒸し&足つぼを取り入れる(鍼灸や整体などもおすすめ)
バランスのよい食事をとる
卵子を育てている卵巣に栄養を届ける血液は、普段の食事から作られています。
つまり、バランスの取れた食生活が何より大切になってきます。
5大栄養素をバランスよく摂り、なおかつ高たんぱく低糖質を意識した食生活を取り入れましょう。
卵子の質が上がると妊娠できる?
でも、卵子の質が上がれば妊娠する可能性が格段に上がるのは本当です。
なぜなら「質の良い卵子ができること」は妊娠の三大条件のひとつだからです。
因みに残りの2つとは、「子宮内膜の血流・循環が良好で適度な厚みがあること」「精子の運動率がいいこと」です。
卵子の質が良いと、質の良い受精卵ができます。
質の良い受精卵ができると、当然子宮への着床もしやすくなり、その結果妊娠が継続しやすくなるのです。
ですが、受精卵は卵子と精子の2つが結合してできるものです。
質の良い卵子だけではなく、質の良い精子がいなくては質の良い受精卵はできません。
そのため、妊娠しやすい身体づくりの体質改善法は、ぜひ男性も一緒に取り入れていって下さい。
≪妊娠しやすい身体づくりのための体質改善法とは?≫
身体を冷やさない
水を体重×30㎖飲む
高たんぱく低糖質の食事を心がける
適度な運動をする
早寝かつ良質な睡眠をとる