こんにちは。
これから妊活をスタートするにあたって、9割以上の方が最初に頭に浮かぶこと
それは「基礎体温を測ること」です。
私も妊活中だったころは基礎体温を毎日測っていました。
ですが…
ある時は、
またある時は、
何となく高温期になり、そのまま生理がやってくると。
逆に高温期がきれいに続いていると。。。
という具合に基礎体温で期待が膨らんだり、気持ちが沈んだりする毎日でした。
今回はそんな基礎体温について解説していきたいと思います。
用意するもの
一般的な体温計ではなく基礎体温計です。
「持っていないよ」という方は、まず基礎体温計を購入しましょう。
そして日々の体温を記録する基礎体温表。
これは紙で準備してもいいですし、アプリを使っても構いません。
アプリに入力するのが面倒という方は、体温計からスマホにデータ転送する機能がある体温計を使うといいでしょう。
参考 TDK基礎体温計
基礎体温の測り方
基礎体温の測り方は次の通りです。
- 前の晩、枕元に基礎体温計を置いて寝ます。
- 朝、目覚めたら、体を動かさず布団の中で寝たままの状態で検温します。
- 基礎体温計を感温部を舌の裏側の付け根に当てます。
- 婦人体温計を舌で押さえ、口を閉じたままで測ります(検温中は口で呼吸しないこと)。
- 検温後は、基礎体温表に記録します。
早く起きてしまったとき
起床後に測り忘れて別のことをしてしまったとき
ですが、起床後の活動量があまりに増えると血液が循環し身体が燃え始めますので手遅れです。
また、うがいをしたり水分を摂ってしまった後はもうダメです。
その場合は、また翌朝から測るようにしましょう。
基礎体温をスマホアプリで記録したい
紙の基礎体温表を使うことをおすすめする理由
- 常に一定の尺度で見ることができるので、体温の変化が分かり易い
- 排卵日やタイミング、体調の変化、食事内容、病院で受けた診療内容などを細かく書き込むことができる
- 結果として、基礎体温表が妊活記録となるのでとても分かり易い
ですが、寝起きに体温を測って紙に書き留めるのは確かに面倒。
面倒なことを毎日続けるのは長続きしなかったり、ストレスにもなるので、そういう方はアプリに記録してもいいと思います。
アプリを使うなら、体温計からスマホにデータ転送する機能がある体温計を使うといいでしょう。
参考 TDK基礎体温計
基礎体温表からわかるコト
基礎体温は日々の体温を細かく見るためのものではなく、一定期間の体温の変化を見るものです。
毎朝、基礎体温を基礎体温表に記録しつづけると、以下のような変化が見られるようになります。
基礎体温の動き
- 体温が下がりはじめ(0.4度前後)生理が始まる。その後、低温期が約2週間つづく
- 排卵すると体温は一気に上がり(0.4度前後)、次の生理までの約2週間は高温期が続く
- 2週間過ぎても体温が下がることなく(高温期のまま)、生理が始まらなければ、妊娠の可能性あり
- 2週間過ぎても体温が上がることなければ(低温期のまま)、排卵が起きていない可能性あり
チェックポイント
- 生理の有無
- 生理周期
- 生理日数
- 基礎体温表から高温期・低温期の2相になっていることを読み取れるか
- 低温期の日数と高温期の日数
- LHサージはしっかりあるのか?何日かけて上がりきるのか
- 高温期はガタガタせずにしっかり続いているのか
- 生理開始後すぐに低温期になっているのか?
- おりものの状態
基礎体温表から読み取れることはたくさんありますが、でもいちばん大切なことは、
- 毎月、生理は来ているか
- 基礎体温表から高温期・低温期の2相になっていることを読み取れるか
この2点です。
この2点からわかることは、子宮と卵巣がそもそも機能しているのか?そして女性ホルモンが分泌されているのか?
という、妊娠するにあたりもっとも重要なことが読み取れるからです。
ある意味この2つがクリアできていれば、あとは地道に妊娠しやすい身体づくりへと体質を改善し、治療にしても自然にしても、
しっかりとそれぞれのタイミングをとっていけば、近い将来お母さんになれる可能性が高いといえます。
さあ、基礎体温を測りましょう
まずは3か月続けること
基礎体温は、起きてすぐに測ること、毎朝同じ時間に測ることが基本です。
ですが、明け方にトイレに起きてしまったり、朝寝坊をしてしまったりして、いつもと同じ時間に測れないことってありますよね。
そして、キチンと測れないことが続くと、だんだんと嫌になりそのまま基礎体温を測ることすらやめてしまう人も少なくありません。
でも、時間が多少ずれてしまっても大丈夫なんです♪
時間がずれてしまうことは気にせずに、まずは測ることとそれを記録に残すことをこつこつと3か月間続けましょう。
長続きしない人のためのおすすめの方法
1人で頑張るより、2人で頑張るほうがうまくいくことって多いものです。
ましてや、妊活は夫婦で取り組むもの。
fuuイチ押しの方法は、
「基礎体温表への記録をご主人にお願いこと」
です。
ご主人に基礎体温の記録をお願いするメリット
- 測り忘れや記録のつけ忘れを防止しやすい
- ご主人が奥様の体調に関心を向けるようになる
- 奥様からひとつひとつ説明しなくてもご主人に分かってもらえる
「生理が来ちゃったから落ち込んでるのかな?」「少し気が立っているのかな?」と、奥様に聞かなくても今がどの時期にあるのかが分かるようになります。
また、早寝がいくら大切だと説明をしても、お仕事を頑張ってるご主人を起きて待っている女性は少なくありません。
でも、ガタガタの基礎体温表を見ているならば、「気にしなくていいから早く寝てね」の声掛けが、ご主人の方からできるのではないでしょうか?自分から先に寝ずづらくても、ご主人から言ってくれたら遠慮なく休めますよね♪
そして何よりも、生理が終わったらこれからしばらくタイミングをとるんだなと、奥様から声をかけずともご主人に分かってもらえます。
タイミングをとるたびに、女性から声をかけることに抵抗があったり、ご主人も敢えて言われるとなかなか頑張れないということは、妊活の期間が長くなればなるほどよくあるのです。
どうしてもストレスになるときはやめたっていい
基礎体温表は、子宮やホルモンバランスなどカラダの調子を確認したり、夫婦間のタイミングをとるうえでとても有効なツールなので、できれば活用したほうがいいのは確かです。
ですが、毎朝検温して記録するという作業を長期間にわたって続けるのは根気がいりますし、基礎体温の動きに一喜一憂してストレスになることも少なくありません。
もし、あなたが「何とかできるかな?」と思えるなら、まずは3か月間頑張ってみましょう。
もし、あなたが「基礎体温を測るのも基礎体温表を見るのもストレスで仕方ない」と感じてしまったなら、基礎体温を測るのはやめましょう。
なぜなら、「妊活にとってのいちばんの敵はストレス」だからです。
最後に
赤ちゃんは夫婦で望んで授かり、お互い助け合って長い年月をかけて育んでいくものです。
だからこそ、妊活の第一歩を今からご夫婦一緒に踏み出してみませんか?